<納豆鉢>
納豆が健康に良いことは誰もが知っていますが、特に若い世代では、納豆を食べる人が減っています。
魯山人氏によると、美味しい納豆を作るには、まず305回混ぜる必要があるそうです。
そして醤油を注ぎ、再び混ぜます。合計424回かき混ぜれば、完璧な納豆料理の完成です。
この製品は伝統的な釉薬を使った納豆鉢で、相馬駒焼若しくは相馬焼と呼ばれている焼き物の代表的な製品です。
相馬駒焼は、現在の大堀相馬焼の50年以上前まで使われていた呼称です。
当窯は300年以上続く窯元ですので、昔はこの呼称を使っていました。
この商品は、1971年のドルショック(ニクソンショック)までは、米国向けに沢山輸出されていましたが、その後は国内向けのみになってしまいました。
本品は伝統的な技術で作られていますが、古い技術は、継承しないと何れ廃れてしまいます。当窯では、技術を廃れさせないように商品を復活させることにしました。